建物に使用される塗料は、環境や人体に優しいものであることが大前提です。光触媒塗装で使用される光触媒塗料は、安心・安全な塗料といえます。光触媒の仕組みや環境に優しい理由が理解できれば、光触媒塗料の品質の高さが分かります。
20世紀後半から世界中で環境破壊が問題視されています。様々な分野で環境との共存ということをテーマに取り組みが進んでおり、塗料や塗装の観点ではVOCの削減が求められています。
VOCとは光化学オキシダントや浮遊粒子状物質の原因物質になるもので、水質への影響、大気環境への影響など環境に悪影響を与えているものです。一般塗料に含まれていることがあり、シックハウス症候群など人体に影響を及ぼす可能性もあります。しかし、光触媒塗料は「環境浄化技術」で環境に優しい塗料として推奨されています。
光触媒の仕組みは、植物が行う光合成と似ています。植物は太陽光を葉緑素に当て、水と二酸化炭素を反応させて、酸素とデンプンにします。光触媒は太陽の紫外線を利用して、二酸化チタンを触媒(植物でいうと葉緑素にあたる)に使用することで、有機物の分解と超親水性を発揮します。
今までは汚れを取ったり、空気を清浄したりするには、多くのエネルギーを使うことになり、さらなるCO2の発生、コストの増加が懸念されていました。しかし、光触媒を取り入れることで、環境保全に役立つことから、塗料のみならず様々なものに役立てられています。
光触媒塗料は大気浄化能力が非常に優れており、ある研究によると光触媒塗料を建物約1,000㎡塗装すると、木16本分と同じくらいの浄化能力があることが証明されました。また、水性塗料など一般塗料の中にも環境に優しい塗料は開発されていますが、製造時と廃棄時にどうしても二酸化炭素が発生し、環境に負荷を与えてしまいます。
光触媒塗料でも同じような現象は起きるものの、大気汚染の原因となる「硫黄酸化物」や「窒素酸化物」を除去するので、環境に影響を与えることはありません。光触媒塗料は大気浄化に貢献していることから、「環境をきれいにしていく塗料」とも言われています。
当社では、神奈川・東京などを中心に光触媒塗装を行っています。光触媒塗装は外壁・ガラス・屋根などに施すことができます。外装をきれいに保ちたいという方は、ぜひ当社をご利用ください。光触媒を生活に取り入れることで、環境保全に貢献できます。